12世紀タイ北部にはパヤオ王国があり、チェンマイを都とするラーンナー王国や現在のタイ王室にもつながるスコータイ王国と軍事同盟を結ぶなどの強国でした。
そのためこの地には多くの寺院が築かれ、「ワット シーウモーンカム」もパヤオで長い歴史を持つお寺の一つです。
地図
ワットシーウモーンカムの歴史
1237年、パヤオ王国時代に「ワットシーウモーンカム」が建てられ、当時は住民たちが池を掘り、丘を築いた上に建てられたお寺から「ワット ソン」とよばれていました。
その後1846年に「ワットシーウモーンカム 」と改めました。
タイ語ではトンネルをウモーン(อุโมงค์)、金をトーン(ทอง)といいますが、タイ北部弁ではトンネルをモーン、金をカムとよびます。
そのようなことから、昔、「ワットシーウモーンカム」の下に金箔のトンネルがあり、 そこに黄金の仏像が祀られていたとされています。
ご本尊です。
精巧に彫刻されている台座や仏像の前に置かれている飾り物がとても美しいです。
本堂の下に小さなお堂があります。
お堂には「プラチャオタンジャイ」 とよばれている砂岩仏像が祀られています。
お堂の壁にはタイ伝統的な絵画が描かれており、思わず息をのみます。
こちらは王様を描いているのでしょうか?
こちらの絵は花をあげるのを描いているのでしょうか?
境内にはラーンナー様式の仏塔があります。
パヤオは日本人にはよく知られていませんが、長い歴史を持つお寺がたくさんあるところです!
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