かつてラーンナー王国の都チェンマイには歴史的に重要なお寺がたくさんあり15世紀に建てられた「ワット ラーチャモンティアン」もそんなお寺の一つです。
地図
本堂の入口には迫力ある竜が置かれています。
また本堂の入口には見事な装飾がされています。
本殿の中は金色と赤のランナー様式のデザインです。
本堂の中には各所に精密な彫刻が施されています
これらの仏像もランナー様式のタイ北部文化です。
ワット ラーチャモンティアンの歴史
1431年に建てられた「ワット ラーチャモンティアン」ではランナー王国9代目ランナー王に即位したティローカラート王(1409年-1487年)の戴冠式が1441年に行われました。
ティローカラート王の治世はラーンナー王国の絶頂期でしたが、そんな王国も1558年ビルマ王朝の属国となり「ワット ラーチャモンティアン」は荒廃してしまいました。
チェンマイの隣ランパーン王国のカーウィラ王(1742年ー1816年)は1796年にビルマ王朝からチェンマイを奪還に成功しチェンマイ王としてラーンナー王国の復活を遂げました。
そして荒廃したチェンマイの復興を行い「ワット ラーチャモンティアン」の修復を行いました。
寝ているのでしょうか、手には叩かれたら痛そうなこん棒を持った鬼?が祀られています。
ユーモラスなお顔にこちらも自然と笑みがこぼれてしまいます。
「ワット ラーチャモンティアン」はこじんまりとしているお寺ですが、ラーンナー王国の歴史を感じてみてはいかがでしょうか!
Comentarios