ワットプラナンディンはパヤオのチェンカムにあり、伝説の仏像が安置されていることで有名なお寺です、そのため地元の人だけでなく、バンコクや他の地域に住む人たちから大勢の参拝客で賑わっています。
地図
本堂の中
これはルークミニット(ลูกนิมิต)とよばれる仏教の聖域を示す境界線でタイの東北部や北部のお寺でこのルークミニットが置かれています。
ご本尊の名前の由来
通常、仏像は台座の上に安置されていますが、このお寺のご本尊は直接、地面に安置されています。
伝説ではこの村の村人が仏像を台座の上に安置しました。しかし、翌日の朝になると仏像は台座の下にあります、そのため村人は仏像を台座の上に戻しますが、翌日の朝には仏像は台座の下にあります。
もう一度、村人は仏像を台座の上に安置しましたが、同じように翌日の朝には仏像は台座に下にありました。そして、村人は仏像を台座の上に戻そうとしましたが、いくら持ち上げようとしても持ち上げられませんでした。
そこで村の長老は仏像を地面に置いて祀ることを決め、この仏像をタイ語で仏像の意味のプラ、座るの意味のナン、地面の意味のディン、つまり地面に座る仏像ということでプラナンディン(พระนั่งดิน)とよぶようになりました。
このお寺のご本尊はガラスケースの中で安置され、タイ正月のソンクラーンなど特別な日のみ解放されます。
数年前、ソンクラーンのときに私はご本尊に拝む機会があり妻の父とともに仏像に金箔を貼りました。
ご本尊の伝説
このお寺の歴史はよくわかっていません。
しかし、伝説では紀元前1213年、仏陀がチェンカムの地を訪れた際、地元の権力者に慈悲を与え、セイロンの聖なる土をもって1カ月と7日でこの仏像を完成させたとされています。
ちなみに、こちらの仏像はご本尊のレプリカです。
通常のお参りなどの重要でない儀式でははこちらの仏像を使います。
タイのお寺に行くと、カシャ、カシャと音が聞くことがあります。
これはおみくじです。
箱を振ると番号のついた棒が出てきます。
前に貼ってある紙に棒についた番号の占いが書いてあります。
ワットプラナンディンはこの地域では1番大きいお寺ですので、ソンクラーンなどでは大勢の人がこのお寺で儀式を行います。
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