サムットプラカーンにあるお寺「ワット チャイモンコン」は約800年前に建てられた古刹です。
地図
BTSシーナカリン駅から徒歩で約10分
「ワット チャイモンコン」は広い面積があり境内には仏教学校があります。
また境内にはガチョウや牛が飼われています。
境内にはモン族のお寺でよく見る神様が祀られています。
ワット チャイモンコンの歴史
「ワット チャイモンコン」はスコタイ王朝の1350年頃にモン族によって建てられたとされています。
建立当初、このお寺は「ワット モン」とよばれていたとされています。
通常、タイのお寺は東向きに建てられますが、「ワット チャイモンコン」は北向きに建てられていました。これは紀元前300年ごろタイ中央部にあったとされるスワンナプーム王国の都を方角に向いているとされる説があります。
「ワット モン」は廃院とされ処刑場として使われていた時期がありその後にお寺は改修され1934年に「ワット チャイモンコン」となりました。
第2次世界大戦とワット チャイモンコン
1941年12月8日、太平洋戦争の開戦時に当時英領マレー半島やミャンマーを攻略する日本軍はタイのサムットプラカーンのバンプーにあるタイ軍施設を占拠する必要がありました。
バンプー保養地;自然豊かな渡り鳥の休息地:https://www.tomuyamunokunikara.com/post/pangpuhoyouchi
そのためパンプーのタイ軍施設に近い「ワット チャイモンコン」には日本軍の指揮所が設けられました。
このときパンプーではタイ軍と日本軍のにらみ合いとなりましたが後日、タイと日本の軍事同盟が締結されたため双方、負傷者は出ずに日本軍はパンプーのタイ軍施設を接収しました。
その後、日本軍司令部は「ワット チャイモンコン」からバンコクへ移設しました。
礼拝所にはたくさんの仏像が祀られています。
仏像の前で猫が毛づくろいをしていました。
「ワット チャイモンコン」はサムットプラカーンで歴史のあるお寺だけにタイの正月のソンクラーンやその他の仏教行事が行われる日にはたくさんの人が参拝に訪れます。
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