シーサケート駅はタイ東北部シーサケート県の県庁がある街の中心地にあることから多くの人に利用されています。
地図
タイ国鉄とシーサケート駅の歴史
ラーマ5世(在位1868年ー1910年)は東南アジアで拡大するイギリスとフランスの植民地化を懸念していました。
そのためラーマ5世は鉄道による大量輸送に着目しました。
こうして1890年10月にタイでも鉄道局が創立され1897年3月にバンコクのフアランポーン駅からアユタヤ駅が開通しました。
その後鉄道路線は延長され1928年8月1日にシーサケート駅が開業しました。
シーサケート駅の様子
こちらは乗車券売場になります。
タイの地方の駅では車内での検札を行うために改札口がありません。
シーサケート駅はバンコクから約515㎞の距離があります。
そのため所要時間は特急列車で約8時間から普通列車で約11時間かかります。
列車を降りるとシーサケートの特産を紹介しています。
駅にはドリアンのキャラクターがあり
反対側のホームに行く場合には列車の数が少ないため線路を歩いて渡ります、また駅は歩いて通り抜けするのどかな光景も見ることができます。
タイでは鉄道の本数が限られている上に時間がかかるとの理由で長距離バスを好むタイ人が多いです。
しかし、列車の車窓から眺める風景はいかにも旅を感じることができると感じる外国人観光客には人気があります。
タイ国鉄を利用して田園風景の中を走る車窓から東南アジアを感じる旅の醍醐味もいいかもしれません。
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