「ワット・マハー プルッターラーム」は王室管理3級寺院でアユタヤ王国時代に建てられた古い歴史を持つお寺です。
地図
地下鉄ファランポーン駅から徒歩13分
ワット・マハー プルッターラームの歴史
アユタヤ王国時代に建てられた「ワット・マハー プルッターラーム」は元々バンコクに来た荷馬車隊の宿泊所だったことから「ワットタークウィーン」とよばれていました。
その後、お寺の周辺にタイでは精霊が宿る木とするタキアンが密集していたことから村人から「ワットタキアン」とよばれるようになりました。
ラーマ4世の王位を予言する住職
タイの男性は結婚前に出家をする習慣があり、タイ王族の男性も成人前に出家をします。
そのような習慣のためラーマ4世(在位1851年ー1868年)も即位までの27年間出家をしていました。
そんなある日、出家中のラーマ4世が袈裟を下賜するためにことお寺を訪れました。
袈裟を下賜された住職は「近いうちに王子であるあなたが王位に就くでしょう」と予言をしました。
その予言に対しラーマ4世は「もし私が王位に就いたのならことお寺の修復を行う」と約束をしました。
その後、住職の予言通り王位に就いたラーマ4世は約束通り1854年から1866年までお寺の改修を行い「ワット・マハー プルッターラーム」の名を授けられました。
煌びやか仏像と仏舎利を納めた4つの仏塔
ラーマ4世が長年をかけて修復したお寺だけに煌びやかなご本尊が祀られています。
またご本尊は様々な人々が祈りを捧げる様子が描かれています。
横にあるお堂から何か見えます。
お堂の中には大きな涅槃物が祀られていました。
またこちらにある4つの仏塔には仏舎利が納められています。
また、こちらのお堂には住職の即身仏が祀れています。
出家中のラーマ4世が王位に就くことを予測した住職だけに「ワット・マハー プルッターラーム」の境内を見るだけで修復の力の入れようが感じられるお寺です。
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