渡り鳥の休息地で知られるバンプー保養地はサムットプラカーンにあります。
もともとバンプー保養地は1934年に軍関係者の保養地として作られましたが、今は無料で市民に一般公開されており休日になると大勢の家族連れで賑わい特に夕方にインスタ映えがいいとのことで大勢の人が来ます。
この保養地内にはダンスホールなどの施設がありそこのレストランでタイ料理を楽しむこともでき施設内はバンガローもあり宿泊も可能です(宿泊は有料)
地図
BTSKheha駅から車で約10分
開園時間:朝10:00より夜8時まで。
日本との関係
1941年12月8日、日本軍はハワイにあるアメリカ海軍主力艦隊の基地、真珠湾を攻撃するとともに、東南アジアではマレーシア、シンガポール攻略作戦が開始しました。
そしてここバンプー保養地でも太平洋戦争開戦の初日、タイとの軍事同盟を望む日本軍がこの施設の橋を占拠するため、タイ軍とにらみ合いとなり一触即発の状況となりました。
幸いなことにその後、日本とタイが軍事協力の条約締結したため戦闘にはならず、タイ、日本両軍とも負傷者はでませんでした。
このモニュメントにはその説明が書かれています。
このバンプー保養地は世界自然保護基金に加盟しています。
そのため、バンプー保養地は渡り鳥の越冬地となっており、海辺の環境を守るため自然公園に指定されています。
この長い橋の先に休憩所があります。
マングローブとは
長い橋の両脇にマングローブの林が橋の上から見ることができます
このマングローブは日本では奄美大島などに生息しています。
マングローブの林は海に住む小型生物にとって重要であり、カニや小魚などの産卵場所となっています。
以前、東南アジアの海辺には豊かなマングローブの林が広がっていました。
しかし、東南アジアでは炭の原料にするためと、エビの養殖場にするため、マングローブの伐採が行われ環境破壊の原因となっています。
そのため、東南アジア諸国では深刻な海の水質汚染の問題が起きました。
近年ではマングローブが海の水質浄化に大きな役割を果たすことが注目され、東南アジア諸国ではマングローブの保護や再生が行われています。
この日は季節が早かったのでカモメしかいませんでした。
11月から5月までバンプー保養にチベットやモンゴルから約200種類の渡り鳥が飛来し冬を越します。
橋の中ほどで餌用のパンを売っています。以前、バンプー保養地に来たときは橋の欄干まで鳥はとまっており、空中に投げたパンくずを空中にいる鳥がキャッチしました。
(写真は以前に来た時のものです)
こちらが橋の奥にある休憩所です。
この休憩所はレストランの他ダンスホールなどの多目的でも使われています。
歩き疲れたら休憩所の前にトゥクトゥクがありますので駐車場の前まで送ってくれます。料金は気持ちでけっこうですので、前の席にあるチップの箱に20バーツほど十分です!
入口の横に売店があります。パンプー保養地は軍の施設ですので、軍に関係した記念品が売られています。
ここでしか手に入らないものもありますので、お土産にいかがでしょうか。
この日は用事があったため食事をする時間がありませんでしたが、海沿いのレストランでタイ料理が楽しめます。
休憩所の裏側になります。裏側も展望台になっており、渡り鳥の季節になると多くの鳥を間近に見ることができます。
このパンプー保養所は車の排気ガスがひどいバンコクから1時間ほどで自然が満喫することができる場所です。
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