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執筆者の写真somutamu

王族が幽閉された洞窟と傾いた仏塔:ワット カオ バンダイ イット

ペッチャブリーにあるアユタヤ時代に建てられた「ワット カオ バンダイ イット」には王族が幽閉された洞窟や傾いた仏塔、山頂には大きな大仏が祀られたお寺です。


地図

拝観時間:朝8時30分から夕方5時まで


(時間変更があります)




王族が幽閉された洞窟

こちらが洞窟の入口です。


ベッチャブリーのお寺には洞窟に仏像を祀っているお寺が多いいです。


1628年にソンタム王が崩御したことから若干15歳のチェーターティラート(在位1628年ー1629年)が王族のプラーサートトーンの協力を得てアユタヤ王国25代として即位しました。


このチェーターティラート王が即位したことに不満を持つ叔父であるプラパンシーシンが反乱を起こしましたが失敗したことによりこの洞窟へ幽閉しました。


しかし、チェーターティラート王の温情により死刑を免れたプラパンシーシンですが、再び反乱を企てたことによりアユタヤに連れ戻され処刑されました。


プラパンシーシンを処刑し王宮内は落ち着くを思われましたが、チェーターティラート王は即位の協力者であったプラーサートトーンが反乱を企ているとのことで兵を差し向ける準備を行いました。


しかし、兵を差し向けられる以前からチェーターティラート王の動向を知っていたプラーサートトーンがクーデター起こしたことによりチェーターティラート王は処刑されました。



傾いた仏塔の伝説

昔、「ワット カオ バンダイ イット」の近くに富豪が住んでおり自分がお骨を入れるための仏塔を建てました。


そして富豪の死後にお骨は仏塔に納められました。


しかし仏教の先端が富豪が妻が祀られているお堂の方へ傾いたとの伝説があります。



山頂にある大仏

「ワット カオ バンダイ イット」の裏手の山には大仏が祀られています。


傾いた仏塔から歩いて行くことはできますが、お寺の人に聞いたところ遠回りになるが車で行けるとのことで車を使いました。


大仏のある山頂からは仏塔の傾きがハッキリ見て取れ


遥か向こうにラーマ4世の夏の離宮があるプラナコーンキリ国立歴史公園が見えます。


いろいろエピソードがある「ワット カオ バンダイ イット」でお参りの後は山頂からの眺めを楽しむのもいいかもしれません。

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