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執筆者の写真somutamu

ご本尊を左側に移動させた理由とは?:ワット フアクアン

ナーンにあるお寺「ワット フアクアン」の建てられた時期についての詳細は分かりませんが1450年代から1650年代に建てられと推測されています。


その後ナーン王国12代アナンタヨット王(在位1853年ー1891年)により1882年に修復が行われた記録があります。


地図

ナーンナコーン空港から車で10分


ご本尊を左側に移動させた理由とは?

通常ご本尊は本堂の真ん中に祀らてれいますが「ワット フアクアン」のご本尊は真ん中から左側に寄って祀られています。


この理由についてナーン国立博物館を見学していたときに職員さんが面白いエピソードを聞けせてくれました。



今から500年ほど前、「ワット フアクアン」のある村人と「ワット プーミン」のある村人はどういう訳だか仲が悪くケンカが絶えませんでした。


この問題を解決するため互いの村長と住職が話し合いを始めました。


4人が解決方法を考えているとき「ワット フアクアン」のご本尊を見てあることに気が付きました、、、


それぞれのお寺のご本尊の祀られている方向が同じで視線がぶつかっている!!!


そのため互いの村人の仲が悪い原因と4人は考えました。

ワット プーミンのご本尊

その問題を解決するために「ワット フアクアン」の住職はご本尊を左側に移動しお互いのご本尊の視線がぶつからないようにしました。


その後、二つの村人のケンカはなくなり平和に暮らしました。


そのようなこともあり現在でも「ワット フアクアン」にはお参りする人には平和がもたらされると信じられています。


人も仏像も譲り合いが大事ですね(*'▽')

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