ガジュマルの木に飲み込まれた本堂:ワット バーンクン
- somutamu
- 2023年10月23日
- 読了時間: 2分
サムットソンクラームに日本では菩提樹とよばれるガジュマルの木に飲み込まれた本堂があるお寺「ワット バーンクン」では多くの参拝客が訪れています。

地図
ワット バーンクンの歴史
1765年からアユタヤに侵攻してきたビルマ軍を防ぐためにスリヤ―トアマリン王はこの地に海軍編成しこの地を基地を築きました。
しかし、1767年にアユタヤ王国は滅亡しこの地にあった海軍基地もビルマ軍に抵抗できずに破壊されました。

アユタヤ王国は滅亡しましたが後にトンブリ王朝を開くタークシン王はビルマ軍との戦いのために1768年にこの地に要塞を築きお寺の本堂も建てられました。

そうして要塞は築かれましたが時代はトンブリ王朝から1782年にチャックリー王朝に代わり、この要塞も使われることのないまま人々に忘れ去られ本堂は現在のようにガジュマルの木に飲み込まれてしまいました。

境内の様子
ガジュマルの木に飲み込まれた本堂にはご本尊が祀られており大勢の参拝客が祈りを捧げています。
また本堂の中は撮影禁止となっています。

境内にはタイ国技のタイ式ボクシングことムエタイを様子の人形がジャッキーチェンの若き日の映画「少林寺木人拳」のように並んでいます。

アユタヤなどでガジュマルの木に飲み込まれた仏像の頭などが有名ですが本堂まで飲み込んでしまった光景に自然の力を感じました。
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