タイ北部プレーに大蛇退治の伝説があるお寺「ワット プラルアン」にはいつの時代に建てられたか不明の古い仏塔がそびえ建っています。

地図
大蛇退治に後に見たものは
大昔、ここには大蛇がいる深い森があり、大蛇は森にいる動物から村人の家畜まで手あたり次第に襲って食べていました。
そのため、森の近くを通りかかった中国商人達の荷物を載せた馬も大蛇により襲われ食べられしまうことが度々ありました。

このような被害が続くことに中国商人達は非常に怒りついには大蛇退治の決心し、落とし穴を掘り大蛇を捕まえるべく罠を作りました。
翌朝、中国商人達が落とし穴を覗くと底には大蛇が罠にかかっており、彼等は大蛇を退治し死骸を切り刻み穴の近くに積み上げました。

大蛇退治の後に中国商人達が街での商売を終えた帰り道、彼らは積み上げた大蛇の死骸が気になったことから様子を見に行きました。
すると、
そこには積み上た大蛇の死骸がおびただしい量の金や銀に代わって輝いていました。

中国商人達は喜び、金銀を3等分に分けることを決め
一部は中国商人達に、一部はこの地の領主に献上し、残った一部は落とし穴に埋め戻しました。

その後の落とし穴は、、、
大蛇を退治してから長い年月が経ったころ、ここに移住を始めた数人が大蛇がいた森を切り開き家々を建て小さな村ができあがりました。

やがて村は大きくなったことからその中心部にはお寺が建てられ、大蛇退治の落とし穴の上には大きな仏塔が建てられました。

しかし、この地域にも戦乱が及んだことから人々は避難のために村を離れ、お寺は荒廃してしまいました。

その後、タイ最北部のチェンライに住むタイルー族の一部が南下しこの地に移住しました。

移住したタイルー族は1787年に放棄された「ワット プラルアン」を崇拝に値する神聖なお寺にすべく修復を行いました。
そのタイルー族の修復のおかげで現在「ワット プラルアン」はこの地域の宗教的な中心地となっています。

ということで
大蛇から出た金銀のカケラでもないかと目を皿のようにして境内をウロウロと歩き回っていると、
手作り感満載の象さんがおり、、、

トグロを巻いた白いコブラに威嚇されました(-_-;)

今でもあの古い仏塔の下には金銀が輝きを放っているのでしょうか、、、
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