チェンマイ市内にあるタイ北部最大の仏塔で有名な「ワット チェディルアン」にはラーンナー王国の栄華を誇った長い歴史を持つ寺院です。
地図
拝観時間:朝5時から夜10時まで
(時間変更があります)
拝観料:外国人50バーツ
境内入口の近くに独特な屋根の形をしたお堂があります。
さっそく妻とお参りと思いましたが、こちらのお堂は仏教上の習慣で女人禁制となっています。
妻の分までしっかりお参りをしました。
大きい本堂です。
残念ながら、この日は本堂は修復工事を行っていたのでご本尊へのお参りができませんでした。
「ワット チェディルアン」の境内は広く仏塔の周りには小さなお堂がいくつもあります。
これらのお堂には制約がありませんでしたので妻とお参りしてきました。
バンコクでは見ないタイ北部独特な様式のお堂です。
お堂の中には高僧が祀られています。
タイ北部のお寺は精巧な彫刻が施されていることが多いですが、シンプルなお堂もまたいいものです。
お堂の中には端正なお顔の仏像が祀られています。
お堂の横には涅槃像も祀られています。
ワット チェディルアンの歴史
「ワット チェディルアン」はラーンナー王国7代目セーン ムアンマ王(1362年ー1401年)の治世に父であるパヤ クエナ王の偲んで建てられてとされています。
しかし、寺院の建設中にセーン ムアンマ王が崩御してしまい遺言に従い王女による建設が続けられました。
そして8代目サームファンケーン王(在位1401年ー1441年)の治世に完成したとされています。
マンライ王家によるラーンナー王国の崩壊の始まり
建設当時80メートルの高さを誇っていた仏塔ですが、15代目マハテウィ ジラプラファの治世中1545年に起きた大地震で仏塔は半分の大きさを残して倒壊しました。
この大地震により国力を失ったところにビルマ軍がラーンナー王国に攻め入りましたが、必死の守りによりラーンナー王国は滅亡を免れました。
しかしビルマ軍との戦いは長引き、ついに1563年ビルマに屈したことからマンライ王家によるラーンナー王国の統治が終わりました。
その後1796年にチェンマイ王家のカウィーラによるチェンマイ奪還まで、長らくラーンナー王国はビルマ王が任命する国王が支配しました。
Commentaires