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執筆者の写真somutamu

京劇一家の住居跡:チャルーンチャイ集落

多くの人で賑わうバンコクのチャイナタウンの一角に100年ほど前にタイに移住した京劇一家の住居跡「チャルーンチャイ集落」がひっそりと資料館として残されています。

チャルーンチャイ集落

地図

地下鉄ワットマンコン駅から徒歩1分


開館時間:朝9時30分から夕方5時まで


定休日:日曜日


(時間変更があります)


博物館までの行き方

この「チャルーンチャイ集落」はワットマンコン駅からはすぐなのですがソイ26のごちゃごちゃした小道にありまのでわかりずらいです。


私も「チャルーンチャイ集落」の入口がわからず一度は通り過ぎてしまいましたが、こちらが入口になります。

チャルーンチャイ集落

チャルーンチャイ集落とは

入口にあるノートに訪問日と名前を書いた後で奥にある古びたドアを開け入って行くと


そこは時間が止まったかのような空間が広がっています。


この部屋には今から100年ほど前、京劇一家のゴック劇団が住んでいました。

チャルーンチャイ集落

階段が古く上がることはできませんが、天井高いので中二階となっています。


壁には京劇で使う面が飾られており

チャルーンチャイ集落

中二階の下の壁には写真が張られており


この京劇一家の住んでいたころの様子が撮影されています。


またこれらの電話などから昔の生活の様子も知ることができます。


この「チャルーンチャイ集落」、ゴック劇団がこの部屋を去った頃に、この地域では古い建物が取り壊され、近代的な建物が建てられ始めました。


また、この地域では地下鉄工事に伴う土地収用の問題も起きました。


しかし、この土地の所有者であったパンティップ・ボリパット氏が財団を立ち上げこの地域の歴史を語る資料館として建物が残されました。


現在、タイには多くの中華系タイ人が住んでいますが、それら多くの人々は1911年に中国で起きた辛亥革命後の軍閥の争いや、第二次世界大戦後の国共内戦から混乱から逃れてきた子孫達です。


そのような混乱した中国からタイに逃れて来た人々は京劇を見ることで故郷を思い出していたのかもしれません。

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