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執筆者の写真somutamu

ドイツ様式の宮殿:プララーム ラチャニウェート

洞窟に祀られる仏像やアユタヤ時代後期に建てられたお寺がたくさんあるペッチャブリーですが、ドイツ様式に建てられた宮殿「プララーム ラチャニウェート」はその美しさがひときわ目を引くタイの宮殿の一つです。



地図

拝観時間:朝9時から午後3時30分まで


拝観料:無料


宮殿内は撮影禁止となっています。


また宮殿は軍施設内にありますので、入口にて身分証明書を見せる必要があります。


プララーム ラチャニウェートの歴史

ペッチャブリーには山頂にラーマ4世の夏の離宮がありましたが、ラーマ5世(在位1868年ー1910年)は雨季の離宮として1910年8月19日に「プララーム ラチャニウェート」の礎石を据えました。


幼少期からイギリス人家庭教師からの教育を受けたラーマ5世はタイの近代化に成功するなど欧米文化にも理解がありました。


そのためドイツ人建築家建築家カール・ドーリングが設計を行いドイツ語でユーゲントシュティールとよばれるバロック様式とアールヌーボー様式の建築様式を使用しています。


残念なことに1910年10月23日にラーマ5世は崩御してしまいましたが、宮殿の建設は続けられ1918年6月13日に完成しました。


こうしてラーマ6世(在位1910年ー1925年)の治世に「プララーム ラチャニウェート」は完成しましたがラーマ6世は訪れることは少なくために宮殿は徐々に荒廃しました。


そのような宮殿の荒廃を懸念したラーマ6世は教員養成所として利用することを考え農業を始め様々な職業の教育が行われました。


その後、ラーマ8世(在位1935年ー1946年)の治世に勃発した太平洋戦争時に宮殿は軍の司令部が置かれたこともあり現在、「プララーム ラチャニウェート」は博物館として軍が管理をしています。


ちょうどこの日、駐車場に観光バス2台があり高校生らしき修学旅行生が見学に訪れていました。


しかし、修学旅行ともなるとテンションが上がりはしゃぎ過ぎるのが数名いるのは世界共通らしく、、、


先生から


「静かにせんか~!!!」といわれている生徒もいました( ̄∇ ̄;)

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