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執筆者の写真somutamu

王様と心優しい少女の伝説:ワット タム ロン

ペッチャブリーにある1000年以上の歴史あると云われる「ワット タム ロン」にはお寺の向かい側の断崖に洞窟がありたくさんの仏像が祀られています。


地図


洞窟の入口

洞窟の入口は金網が貼られていますが、これは野良犬や野生の猿が入って来るのを防ぐたためですのでカギ替わりに入口にかかっている針金の外せば入れます。


ちなみに世間では仲が悪い関係を「犬猿の仲」といいます


が、、、


ベッチャブリーでは野良犬と野生の猿が仲良く共存しています。


王様と心優しい少女の伝説

今から1300年前に王様がこの地域の領主を従えてこのお寺のある村にやって来ました。


そのため村人は王様のために飲み水の用意をしました。


そしてきれいな少女が王様の前に来て水の入った器を王様に差し出しました。


喉が乾いていた王様は水を飲もうとしましたが、器の中に1枚の葉が浮かんでいることに気が付きました。


それを見た王様はとても怒り水を差しだした少女を連れてくるように側近に命じました。


連れて来られた少女は「なぜ器の中に葉を入れたか?」と王様に問われました。


その問いに少女は


「私には王様が疲れているように見えました、そのようなときに急いで水を飲むとお腹を壊してしまいます。そのため器の中に薬草の葉を入れました」と答えました。


その話を聞いた王様は少女の優しい心遣いに感激し褒美としてタムロンという指輪を与えました。


そのようなことからこのお寺の名前も「ワット タム ロン」となったという言い伝えがあります。

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