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強運を願う戦火を逃れたお寺:ワット ナープラメーン

執筆者の写真: somutamusomutamu

世界遺産として登録され1767年にビルマ軍により破壊された当時のままの街並みがあるアユタヤには世界中から観光客が訪れています。


そんなアユタヤにあるお寺「ワット ナープラメーン」には戦火から逃れた強運にあやかろうとたくさんの参拝客が礼拝に訪れています。

ワット ナープラメーン

地図

拝観時間:朝8時から夕方5時まで


(時間変更があります)


ワット ナープラメーンの歴史

記述によると「ワット ナープラメーン」はアユタヤ王国11代のラーマーティボーディー2世(在位1491年―1529年)の治世の1509年に建てられたとされています。


また「ワット ナープラメーン」は元々王族の火葬地の後に建てられたという記述もあります。


その後、アユタヤ王国17代チャクラパット王の(在位1548年ー1569年)の治世にビルマのタビンシュエーティー王がアユタヤ王国に白象2頭の要求しました。


この要求を拒否したことから戦争が始まり、「ワット ナープラメーン」にて1564年にアユタヤ王国が白象4頭を渡すことでの休戦協定が結ばれました。


その後1590年にビルマからの独立を果たしたアユタヤ王国ですが、1767年に再びビルマ軍により滅亡させられ都であったアユタヤの街並みは徹底的に破壊されます。


徹底的な破壊にもかかわらず「ワット ナープラメーン」は戦火を免れた数少ないお寺です。


そのように戦火から逃れた強運にあやかろうと本堂の前に手に持った経典で読経をする大勢の参拝客がいます。


境内の様子

タイの習慣で大勢の参拝客が仏像に金箔を貼りながら強運を祈っています。


また「ワット ナープラメーン」は現在のチャクリー王朝から庇護を受け何度も修復が行われており1853年にラーマ4世の治世に高さ5mになる袈裟を着たご本尊が祀られています。

アユタヤ観光

本堂の裏手に小さなお堂があり


約800年前につくられた仏像が祀られていました

タイ旅行ブログ

古い仏塔がガジュマルが絡みつき太い枝を伸ばしています。


ラーマ5世(在位1865年ー1910年)の治世にアユタヤを訪れたフランス人によりこの様子が描かれた記録があります。


アユタヤに訪れた際には「ワット ナープラメーン」で強運を願ってみてはいかがでしょうか。

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