ナコーンナーヨックには長さ2658mで高さ92m、2億2400万立方mの世界最長の圧縮コンクリートで建設された「クンダーン プラカーンチョン ダム」があります。
地図
クンダーン プラカーンチョン ダムの成り立ち
このダムのあるナコーンナーヨックは低地のために乾季には水不足になり雨季には洪水の被害が起きていました。
その被害対策として1993年にラーマ9世が王室プロジェクトとしてダム建設を計画しました。
その後1999年11月に建設工事が始まり、2004年2月にダムが完成し2005年12月に集水が行われました。
こうして完成した「クンダーン プラカーンチョン ダム」は渇水や洪水被害の問題を解決しただけでなく景色のよさから観光スポットとして多くの人が訪れています。
ダム周辺の様子
広いダムですのでレンタルカートがあり、4人乗り350バーツ、6人乗り500バーツのカートが走っています。
クンダーン プラカーンチョン ダムの由来
ダムの敷地の一角に小さな祠がありこのダムの由来となったクンダーンが祀られています。
このクンダーンは1569年から1590年にナコーンナーヨックを納めた領主でした。
アユタヤ王国はたびたびビルマ軍の侵攻があったためナコーンナーヨックは前哨基地とされておりましたが、クンダーンの勇敢な戦いのおかげで何度もビルマ軍を撤退させています。
そのようなことからダムの一角に祀られ、かつてアユタヤ王国のために戦った英雄は現在タイ国民を水害から守り続けています。
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